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K162 エステル記・ヨブ記・詩篇パート1

K162 エステル記・ヨブ記・詩篇パート1

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エステル記

   エステル記は神の名が言及されていない、聖書の中の唯一の書です。しかし、それは神がこの書に、ご自身の存在を明らかにしていないということではありません。神の存在は、そのみこころが行われるよう、神がまるで舞台裏で数々の「偶然」や状況をお膳立てしているかのように、物語の大部分を貫いています。ルツ記と同じように、この書は聖書の中の、最も巧みに書かれた書の一つとして数えられています。サスペンス(緊張感)を意図的に盛り上げ、また解くために八つの祭りを用いながら、著者は出来事が互いに、あべこべに(鏡を映し出すように)反映し合う・模倣し合うというヘブルの修辞法を用いて、物語を交錯配列させながら組み立てました。物語をすでに知っている読者は、重要な事件や出来事に気づいたはずであり、息づまる展開と高まる緊張感を、理解をもって追ったはずです。

(交錯配列法。2つの同じ関係にある句が反復される時、後ろの部分を前の部分の語順と逆にすること。例:He went to the country, to the town went she。)

ヨブ記

   イスラエル人はヨブ記を、彼らの「知恵の書」の中に分類しました(知恵の書・知恵文学。旧約で「諸書」に含まれるヨブ記、詩篇37, 49, 73篇、箴言、伝道者の書の総称。「主を恐れることは知識の初め」(箴1:7)との基本的立場から神の前に人間として守るべき様々な教えが説かれる)。この書は、聖書の他の箇所では見られない古代の訴訟手続きの専門用語、哀歌や特異な術語や単語等を含んでいます。これらに加え、ヨブ記の大半は詩を暗示させる、互いに対応し合う台詞で書き記されています。 

   この書は苦しみを経験するすべての人の、心に近い問題を掘り下げ、探究します。序章においては、神がなぜサタンに、ヨブを極度の痛みと混乱で苦しめ悩ますことをお許しになったのか、物語が始まる前に起こった出来事(舞台裏)に関する驚くべき真実をのぞき見ることが許されます。そうして、「三」のパターンで構成された一連の対話劇、また独白劇を通して神ご自身がついに語るまで、人間の知恵は到底説明し得ないものを説明しようと試みるのです。

 詩篇パート1

   詩篇の数々は、神の民の古くからの聖歌集をもって構成されていました。詩は、しばしば音楽の旋律に合わせて作られましたが、常にではありませんでした。詩篇は神に対する、または神に関する、個々の作者の感情を表わしています。様々な種類の詩篇が、詩篇の作者が置かれていた状況に対する様々な感情や思いを伝えるために記されました。

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